7割で動かせ

TOCでは、材料仕入れ→商品製造加工→商品パッケージ加工→商品販売までの全ての工程(過程が)フル稼働している会社は倒産に向かうと解いています。
一見バランスがとれているように見える会社ですが余裕のない会社と言い換えることができます。
余裕がないという現状にプラスになる要素が存在するとは考えられません。
このような現状や行動に対して向けられた言葉が「7割で動かせ」です。
3割の余裕を無駄と考えているうち発展は望めないと言い換えることもできます。

日本には「間」や「余白」「空間」を美とする文化が存在します。
この余裕が安心感、安全感につながり、やすらぎや安定感を感じることにもつながっていきます。

また、女性は生まれながらにして3割の余裕を持っていると言われています。
もう限界!と言っても3割はパワーを温存しているのです。
この3割が母性であり緊急事態の際に子供を守るための余力(大きなパワー)となるのです。

不特定多数の人が出入りする建物で火事や地震などの災害が発生した時、早く避難させようとして館内放送のマイクから発生した災害の危険度や逃げることだけを全力で伝えようとすれば、恐怖と不安が中にいる人に一気に伝播し多くの人がパニックに陥ることになり、声色ひとつで折角の避難放送が安全な場所ではなく死へと導くことになってしまします。

誘導する側、避難する側双方に余裕がなくなれば確実に2次、3次の災害が発生し取り返しのつかない事態に発展してしまいます。会社であれば倒産、災害であれば大惨事。

マイクを持つ前に助けるために深呼吸できる余裕、助かってもらうために口調は柔らかく支持は明瞭確実に伝える余裕を持てるようにしたいものです。
伝える側の余裕は避難する側の余裕を生みます。

気持ちの中に3割の余裕があれば、災害が発生した際、次に起こりうる障害を察知したり、自分の家族だけではなく周りの人々も救えるかもしれません。
緊急時より多くの人の中にこの3割が存在すれば、共助は大きな成果を上げることができます。

3割の余裕には7割を支える大きな意義があることに気づきましょう。
そして物事が動かない時には完璧にやり遂げようとする余裕のない気負いを捨て「まずやる後で直す」「大きな山は小さく崩す」を思い出して一歩を踏み出してください。