TRUE☆HAIR TOC 〜Part1〜

緊急事態発生 Emergency situation also to me

初のメインインストラクターとして臨んだヘアーサロンのTOC研修。
朝起きて、事務所に忘れ物を取りに行った時にそれは起こった。

上唇に違和感・・・と思った瞬間に何かがポンと弾けた。
見る見るうちに上唇は晴れ上がり私の顔は烏天狗の様相。

 

蕁麻疹だ。前にも何か精神的にプレッシャーを感じた時こうなった記憶がある。
今日の研修のインストに対してはそのようなことを感じていないつもりだったが、体の反応は正直だ。かなりプレッシャーを感じているらしい・・・

発症が早朝ということもあり、朝一で病院位駆け込む時間もありそうな気がしたが、10時から始める研修で準備を考えると微妙な時間帯の受診となるためリスクカードと諦め、市販薬を買って会場に向かった。

私がTOC研修の経験をブログにするとどうしても脚本めいた文章になるのだがいつもそこにドラマがあるから表現するとこうなってしまうのは仕方ないかなと思っている。

ドキドキ ワクワク スリルとサスペンスを期待しつつ
今回も、今後も学びを記録していこうと思う。

何やら忙しそうな匂いがしてきた

研修開始30分前に会場となる美容室に入る約束をしていたが、5分前になってもお店にはまだ誰もいない。

まもなく社長からの電話が鳴り、お店の看板スタイリストでもある奥様が大阪から朝一の便で帰宅するために、社長も到着まで少し遅れるとの連絡だった。

社長を待つ間、今日の研修のサブインストで入ってくれる妻と車中で打合せを始めたとほぼ同じくして社長が車の窓を叩いた。

まだ小さいお子さんの面倒を含め家事は分担されているようで、奥様が出張の間は社長が主夫となって全て家事をこなしているとあって若干疲れぎみでもあるようだ。

 

社長は焦っています

会場である美容室店内に案内されTOC資機材を搬入。
準備を進める中で社長と雑談するも何かソワソワしている。

社長は、自ら苦手である数字と真剣に向き合いMQ会計を学び始めている。
計数は苦手の中の苦手だが学びを深めていくに従いMQの大切さが体内に注入され、PQベースの業界思考概念からの離脱を決意し、この学びを何とか自分以外のスタッフに覚えて欲しいと感じて私達にTOC研修の開催を依頼してきたのだ。

また、新規事業が好調でMQも既存事業と同程度に達しつつあり、忙しさも倍増(と言うかそれ以上)し既存事業である本来の業務に支障が出始めていると感じ、何とか改善したと言うのが研修依頼のもう一つの理由。

とにかく看板スタイリストである奥様の忙しさが半端ないようだ。
奥様が遭遇している緊急事態を解消したい深い愛情からの依頼に間違いはない。
通常の営業日を潰しての研修には大きな決断があったと感じる。

「教育は全てに優先する」と言うMGの学びを実践しようとする社長からは会社を善くしたいと言う強い意志が説明なしで伝わってくる。

しかし、社長のソワソワの理由はどうも他にある感じ。

「社長なしたすか?(どうしたの?)」と聞くと
「やぁ〜 あの娘がださわがるべが?(あの若いスタッフたちに研修が理解できるだろうか?)」と親心で本気に心配している。

彼の焦りは、若いスタッフが研修を理解できるのか?この研修で会社は良い方向に向かうのか?と言う2つの不安ものからであると分かった。

若いスタッフを信頼しきれていない証。

若いスタッフを心配することは、よく言えばスタッフを親身に考えていることになるのだが、裏返せば若いスタッフを信頼しきれていないと言う証明でもある。

美的センス、接客や電話応対の配慮、情報の発信力、全てにおいてすばらしいスタッフと自負していながら、信頼しきれていないと言うのはなぜか?

もしかしたら、理美容業界も職人としての要素が強い職業なので、板前修業と同じように

  • ↓追い回し・下積み(清掃・環境整備・下準備・流れを覚える)
  • ↓八寸場・盛り付け(食材や料理法を学び季節感と美的センスを鍛える)
  • ↓焼き場、揚げ場(様々な食材の加熱処理について学ぶ)
  • ↓蒸し場、煮方(一定の味つけにできるように味覚を研ぎ澄ます・体調管理の大切さ)
  • 板場(鮮魚の切りつけなどエンターテイメント要素の学び・所作・人間力の向上)

修行を重ね、職責もステップアップしてくものだとすれば、
「若い」と言う2文字だけで「経験不足」や「技術不足」が必ず存在すると思い込んでいるからではないかと感じてしまう。
社長の身だしなみから伝わるスタイリストとしてのセンスの高さを拝見すると尚更だ。

しかし、ホントにそうか?

若いスタッフは既に板場に立っている。
もう追い回しには戻せないのだ。

社長は親方として技術不足を感じる場面もあるかもしれないがそれが現実と認め、自分の指導がどうであったかを省みながら、先を見てポジティブに思考を回すだけである。

「さぁ どうする 社長」

誰が変わるのか 誰が変えるのか

劇的に改善する要素満載のヘアーサロンである余地さえ気付かず、ソワソワ感を抱えたままTOC研修は第1ゲームへと進んでいく。

 

 

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投稿者プロフィール

kano
kano
かのさんこと鹿子澤浩美(カノコザワヒロミ)です。
緊急時に活用できるTOC理論をご紹介しています。
MGも緊急時の考え方に応用できないか研究しています。

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